http://news.mynavi.jp/news/2016/01/08/475/
AR(Augmented Reality:拡張現実)を先取りする、最新デバイスの登場だ。どんな使い方ができるガジェットだろう、興味のある方は嬉々と語らい、自身には無関係だと考える方が大多数、そんなところだろう。VRやらARやら、しかし、想像にむずかしい世界の扉が開こうとしているコトは、感じられているはずだ。想い返せば10年前、まだ世間がガラケー時代。「スマートフォン」の登場もまた、似た環境にあった。プッシュ式のボタンの無い画面だけのツールを前に、「使いにくそう」「無用の趣味商品」と笑い流した貴方の半径1m以内にはきっと、そのスマートフォンが同行している。
「Project Tango」それ自体がどんな商品なのかを熟考するのは、アプリの開発者に委ねておけば良い。つまりスマートフォンの登場時と同じ、”使い方は後から考えるガジェット”だ。形状はスマホに酷似している。ボタンは少なく、カメラがついていて、画面を見ながら歩き回ることも、目新しい風景では無い。Google マップを見ながら歩いている感じだ。しかし、その機能は全く異なる。Project Tangoの端末には、赤外線センサーを使って対象物との距離を読み込む”3Dデプスセンサー”、”モーショントラッキングカメラ”が搭載されており、その場の空間を3Dキャプチャする”ビジョンプロセッサ”が搭載されている。
たとえるなら、スマホが”マニュアルの正論だけを押し通すファミレスのアルバイト店員”なのに対して、Tangoは、”状況を理解して先回りしてくれるホテルのベテランコンシェルジュ”のような存在だ。
世界選抜を勝ち抜いた200社の精鋭団体が2014年から、Tangoの斬新かつ便利な使用に向けて、アプリの開発を続けてきた。そしていよいよの、”コンシューマ向け端末”の発売である。かつて貴方がはじめてディズニーランドに足を踏み入れた瞬間、何を感じただろう。2016年の今年、その存在は、向こうからやってくる。貴方のいる”その場所”に。まさしく、AR。”拡張現実”だ。現実とヴァーチャルが融合したARの世界で貴方は、魔法をつかうことができる。ハハッ♪ [ エドリード・ジャパン編集部 / EDL-editorial dept.]