■ ラスベガスで開催中のCES、中国企業進出の出展がネガティヴ・キャンペーンに

http://www.gizmodo.jp/2016/01/ces_ces.html

 

・ ”搭乗型” 自動飛行ドローン大発表も、懐疑意見が大勢

・ 出展中、特許侵害により連邦保安局がすべてを押収

・ CES(Consumer Technology Association OFFICIAL)

 

DRONE(自律する無人機)、ヒトが搭乗したらドローンじゃ無い。ホバーボードは世界中で爆発炎上事故が相次ぎ、機内持ち込み不可に。などなどしかし、笑い飛ばしているのは、ブランディングに疎い一部の人間かもしれない。良くも悪くも、中国の爆進力は凄まじい。世界中に流通しているどちらの商品も、最メジャーブランドは中国企業だ。

 

ドローンの世界シェア№1企業は、DJI社(Da-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltd.)。年率換算100%以上で伸び続けている市場のうち、実に70%のシェアを持っている。その必要性は、「Phantom3」や「Inspire1」などの民生用ハイエンド・ドローンからはじまり、HOLLYWOOD映画にまで及んでいる。ドローンの下部には撮影用のカメラが搭載されているわけだが、本体とカメラを支え、振動や方向を制御する機構が搭載されている。「ジンバル」と呼ばれるこの機構はドローンから独立して進化し、映画やドラマでも、振動の無い滑らかな映像を撮影するために欠かせないガジェットとなっている。皆さんもご覧になったことがあるであろう撮影現場の地面に長々と設置されていたレールや、その上を走る台車、カメラの向きを制御する為のクレーンアームなども、手持ちの”ジンバル”ひとつで、代用できるようにしてしまったのだ。007、ジュラシック・ワールド、スターウォーズでも、無くてはならない撮影用機材だった。

 

世界中のセレブが投稿したSNSでも目新しくなくなった”ホバーボード”のうち、メジャー商品とされるのは、米国の発明家ディーン・ケーメンが発表して話題をさらった二輪走行モビリティ”セグウェイ”で有名な、Segway® Personal Transporter, PTの製品だ。同社は現在、上海に拠点を置くXiaomi傘下の新興輸送ロボット企業「Ninebot Inc.」の子会社だ。単なる移動用手段としてのみならず、先述の”ジンバル”を保持したカメラマンの移動台車としてこれまた、映画撮影や国際競技中継に必須の機材となっている。日本製品の安全性が加味されれば”予備”を用意する負担も無くなり、最高なのだが。  [ エドリード・ジャパン編集部 / EDL-editorial dept.]